概略
「看る」、「聴く」、「話す」の機能(AI)を軸とする「TRI-DO(トライ・ドゥ)」を開発しました。運動器具を用いて運動するユーザーを、最新の映像系AIが組み込まれたカメラが「看る(看守る)」、音声系AIが組み込まれたスマートスピーカーがユーザーの言葉を「聴く」、ユーザーへ様々な言葉を投げかけ「話す」、という3つ(TRI)の機能(DO)を実現したもので、従来製品とは一線を画す、Human-AIインタラクションを基軸とするコンセプトの運動支援システムです。
TRI-DOシステムの紹介ビデオはこちらをクリック(YouTubeが開きます)
■ターゲットユーザー
・高齢者が集まる公私の施設
運動支援と各種身体計測による利用者の生活改善、施設スタッフの業務改善
・個人、スポーツサークル
自宅、グループでの運動支援による本人と家族の生活改善
■開発状況
神奈川県、東京都、埼玉県の高齢者が集まる公私の施設で、システムの検証を進めています。
デモ、説明の要望がありましたら連絡を下さい。個別に対応致します。
■システム構成
基本構成:Windowsパソコン、汎用WEBカメラ、汎用モニター、汎用スピーカーとマイク ノートパソコンであれば一台で構成可能
オプション1:3入力の専用SW(プログラマブルUSBキーボード) キーボードとマウスを使わない操作実現
オプション2:フロアーSW 足の動き・反応の高速測定に対応
■身体能力測定と運動トレーニング
一つのシステムで二つの機能を実現しています。
■運動トレーニング
日本/世界各地の映像を見ながら楽しく運動
・カメラと映像AIがユーザーの動きを検出し運動をサポート。運動に応じて世界各地を散歩してるかのように映像が動きます。楽しい、ワクワクの経験で毎日、身体と心をリフレッシュ。
・運動量に応じて音声やテキストで運動者に適したアドバイスをします。AIが自動で歩数もカウントします。トレーナーがそばにいるかのように。
・専用の運動機器は不要で、ウォーキングマシンなどのトレッドミル、サイクルトレーナー、足踏みステッパーなどをそのまま利用できます。
・運動しながらクイズに回答するデュアルタスク機能も搭載しています。
・歩行に適した散策映像や、サイクルトレーナーに適した自転車映像の他、ドローンによる空撮映像等を用意しています(WisHコンテンツ参照)。
■身体能力測定
歩行計測
・顔検出技術を用いることで、カメラに向かって歩くだけで歩行速度、歩幅、ケイデンス、左右バランスなどを計測します。歩行時とその場歩き(足踏み)の動きの比較により、人があるく時に足を踏み込む動作が確認できます。
バランス計測
・ポーズ検出技術を利用して、片脚立ちの時間を自動計測します。年齢別の標準時間と比較することで、足腰の健康度合が評価できます。
反応速度計測
・ポーズ検出技術を利用して、挙手や足上げなどの反応速度を計測します。視覚と音声の問題を手と足の両方の動きで回答することで、頭と体双方の反応状態を計測できます。
SPPB+計測
SPPB:アメリカのNational Institute on Aging(NIA)によって、高齢者の下肢機能を評価する目的で開発され、1994 年に発表された評価方法。立位バランス、歩行、立ち上がり動作の 計測結果を、それぞれ0~4点でランク分けした合計点が指標となる。一般的には、医療関係者が、被測定者の動作を目視で計測している。
前記SPPBに反応速度の計測加えたの4つの計測を自動計測して、結果をレーダーチャートで即座に表示するとともに、スコア履歴を管理します。
測定を行う医療関係者の負担を低減するとともに、身体各部を動きを詳細に分析できます。